プリンターを買った

ずーーっと、CANONのBJ10という古いインクジェットを使っていた。もう5年以上になるかな。確か2万円くらいで買った。当時は、「え! カラーでこんなに安いの」と驚いた記憶がある。

主な使用目的は「年賀状」だったのだが、ある時から仕事が忙しいのと、枚数が増えたので、一念発起して、年賀状を出すのをやめることにした。すると、もうほとんどプリンターの出番がない。年賀状、今は返事だけ出してるが、せいぜい10数枚なので、手書きでもそんなにこまらないのだ。

しかし、会社をやめてからは、ちょくちょく書類をコピーする必要が生じた。ところが、普段あまり使ってないと、いざ使うときにインクが目詰まりを起こして、つかいにくい。これ、すごく面倒。

黒とカラー(3原色)の二種類のインクカートリッジを用意して使い分けてたが、まず、黒がダメになった。ダメになったが、根が未練がましいので、「いつか復活するかも」と思い、捨てないで取っておいた。そんなにいうほど使ってないので、インクが切れたんじゃなくて、詰まってるだけなのだ。だったら、いつか開通するかもしれない。そう思ったのだ。

次にカラーがいかれた。青だけがでなくなったのだ。赤と黄色は生きてるので、黒い文字がいつもオレンジに印刷される。仕方がないので、オレンジの書類をもう一度コピーにかけて黒くして使っていた。エキサイトでやってる「ゲーム化会議」のお仕事の請求書も、そうやって、ムダな労力を使ってプリントアウトした。

あるとき、ボールペンの目詰まりを、ライターの火で解消したことを思い出した。さすがに直火はムチャなので、ビニール袋に黒のインクカートリッジをくるんで、湯につけてみた。そうすると、いったんは復活したのだが、冷めるとまた出なくなった。プリントするたびに湯をわかすのはイヤなので、この方法は却下した。

やがて、カラーの方の赤もでなくなった。つまり、何を印刷しても黄色い。こうなると、もうかすれてて、コピーしても汚なすぎる。ここに来て、ついに、新しいカートリッジを買う必要にせまられた。

しかし、このプリンタ、古い機種だからかインクカートリッジがやたら高い。ひとつ2000円もする。腹が立つので、ヤフーオークションの会員になった。オークションだと、1000円で売ってるのだ。ところが、何度やっても落札できない。根がマメじゃないから、あまりちゃんと見てない。ほっといたら、いつも締め切り間際に、他人にかっさわられる。会員の費用だけとられる。もう、八方ふさがりで、泣きたくなった。

それで新しいプリンタを買う決意をした。テレビで、松浦あややが、カラリオの宣伝をしょっちゅうしてるのも、効いた。いや、別にあややファンというわけではないんだけど。

ふと思った。「もしかしたら、レーザープリンターって、けっこう安くなってたりしないかな」と。「仕事の書類が主だから、モノクロでいいしな」とも。すると、会社で、はじめてレーザープリンターに接したときの感動がよみがえった。

麻野がチュンソフトにはいった頃は、ミシン目のついた連票に、一文字ずつ打つタイプのプリンタだった。「ガッガッガッガ」と、やかましいことこの上ない。それが、レーザーになったとたん、「ジー」と優雅な音を立てて、あっというまに印刷された。スマート、というコトバが脳裏に浮かんだ。しかし、もちろん値段も高く、個人に手が届くものではなかった。しかし、今なら、今ならやすくなってるかも。さっそく、調べてみた。

「え! レーザーがこんなに安いの」

BJ10を買ったときの驚きが、また麻野を襲った。モノクロなら2万円で買えるのだ。「価格ドットコム」と「2ちゃんねる」によると、とにかくブラザーがいいらしい。HL-5040という機種が最高らしいのだ。この機種、元は6万円以上するのに、不思議なことに、2万くらいで買える。ヒマなときに、秋葉に行って、実物も確かめてきた。「うん。このサイズなら邪魔にならない」。

つーわけで、買いました。ネット通販で。そして昨日きました。実物が。

いやー。速い速い。そしてきれい。1枚あたりのコストもムチャ安いし、いうことないっす。

テレビつけると、「おけちゃうおけちゃう!」と、会社の中心で叫んでるCMをやっていた。これは、カラーレーザーで20万円だ。実売は16万らしい。

「よし、あと5年くらいしたら、今度はカラーレーザーが2万円で買える時代になるかも」。期待に胸をふくらませる2005年の春であった。
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by asano_kazuya | 2005-01-07 14:08 | 身辺雑記