40すぎても、まだ楽しめる

用事があって、武蔵野市役所に電話した。電話にでた女が、「なんとか番号をいえ」といってきた。郵送してきた書類にかいてある番号だ。その番号を伝えると、自動的に麻野の情報がわかるらしい。で、伝えると、いきなり「まのひとなりさんですか?」と聞いてきた。

麻野は名前を「一哉」といい、「あさのかずや」と読む。今まで、何度か呼ばれ間違いをしたことはあるが、「まのひとなり」と呼ばれたことはなかった。42年生きてきて、はじめて、かつ、最大の読み間違いだ。「の」しか合ってない。

中学時代の友人に、仁谷元という男がいて、こいつは、「にたにげん」と読むのだが、一度、担任ではない先生に、「じんやもと」と呼ばれて、大笑いしてたことがあった。

そんなことも思い出しながら、思わず笑ってしまって、「あさのかずやです」と答える。すると、相手は「は?」という反応。「あさのです」ともう一度言うと、「ああ、これ、あさのとお読みするんですね。で、ひと……」と、またいおうとするから、「かずやです」「は?」「かずや」「はい、かずやですね。りょうかいしました」となって、次は住所電話と事務的に話が進んだ。

不思議だったのは、「あさのかずや」と読むのが、「すごく意外です」という口調だったことだ。まあ、もしかしたら、オレが笑ったので恥ずかしくなったか、プライドを傷つけられてむかついて、あえてあのノリをを通したのかもしれない。それにしても、さすが、公務員。悪意はないにしても、人の名前を読み間違えておいて、最後まで「失礼しました」がなかった。

それはともかく、ある意味、自分の限界を思い知らされた気分だ。

そうか、「ひとなり」と読むか。

今まで、「一哉」は「いっさい」と読めるなとか、奇を衒って「マイナスや」とか、「あさのーや」というのは考えたことはあるが、「ひとなり」は盲点だった。いや、確かにこれは、読める。あってもおかしくない。これはいい。なにか、もうけたような気がする。

「魔の人なり」
カッコいいな、うん。
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by asano_kazuya | 2005-04-06 11:58 | 身辺雑記