風邪の症状

小学校三年生まで、カゼをひいたときにクシャミをしたことがなかった。なので、ずっとテレビやマンガで、クシャミをした人が周りから「おや、カゼをひいたね」といわれているのは、単なる習慣に過ぎないと思っていた。くしゃみをすると、「だれかにウワサされてる」というのと同じようなものだと思っていたのだ。

ところが、小学校三年生のある日、カゼをひいたなと思っていたら、ホントにクシャミが出て驚いた。そうか、これは本当のことだったのだなと、やたらと感心したことを鮮明に覚えている。

同様に、悪寒というのも30歳をすぎるまで知らなかった。「ああ、悪寒がする」というのは、単に病気で寒いときはそういうものだと思っていた。12月31日だけは大晦日というようなものだと思っていたのだ。

だから、30歳をすぎたある日、風邪で寝ていた夜、トイレに行こうとして何ともいえないゾクゾクした不愉快な寒気が背中を襲ったとき、ああ、これが悪寒かと、感動に近いものを感じたことをぼんやりと覚えている。

そして、おととい、風邪をひいてしきりにクシャミをし、軽い悪寒を感じながら柏の街を歩いていて、なんとなく、足や手の筋肉の腱のあたりがシクシクとする感覚を覚えた。痛くはない。なんとなくシクシクする程度だ。しかし、このとき思った。いわゆる、風邪をひいて、体の節々が痛くなるというのは、これの重い症状なのではないかと。

いままで丈夫過ぎたのか、年をとるにつれ、少しずつ風邪の症状がバラエティに富んだものになっている。あまりうれしくない。小学校二年生までのように、鼻水とセキだけにもどってほしいもんだ。
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by asano_kazuya | 2005-05-12 17:02 | 身辺雑記