モラトリアム

小此木啓吾の著作「モラトリアム人間の時代」で、一挙に市民権を得たコトバ。麻野がこの本を読んだのはずいぶん前だ。多分、20年近く前だと思う。なので、だいぶ不確かなことしか覚えてないが、こんな内容だった。

・モラトリムの元々の意味は、「執行猶予」。
・日本の大学生は、社会に出る前の猶予期間(モラトリアム)として大学生活を送ってる。
・社会人になっても、モラトリアムを続けたい心性がある人間が増えている。
・そういう人間をモラトリアム人間という。

つまり、自分が何者かを決めるということは、他の可能性を捨てることで、それは怖い。いつまでも宙ブラリのままでいたら、可能性がなくならない安心感がある、というような人間が増えているという内容だったと思う。

まあ、それが高じて、フリーター、引きこもり、ニートになっていったのかもしれないなあと、ものすごく雑な感想だけど、思う。

ただ、昔と違って、終身雇用が崩れてきてるので、少なくともひとつの会社に縛られるという恐怖は減ってる分、社会に飛び込みやすくなってる気がする。……けど、最近は違うのかな、むしろ終身雇用の方が安心だという人が増えてるのだろうか?

-------------------------------------------------------------------------------
「ベストセラー本ゲーム化会議:失踪日記編」の脚注です。
[PR]
by asano_kazuya | 2005-06-13 19:29 | BGK