昔読んだもの

乱歩の「赤い部屋」という短編。

その中で、ある男が、罪にならずに殺人をおかす方法を告白するのだ。しかし、確認のために読みなおしてみると、本文(ゲーム化会議)で麻野が話してるのとは少し違っていた。実際は……

・老人が踏み切りを渡りかけてると、電車が間近にせまってくる。ほうっておけば、わたりきってしまうのに、あえて「危ない!」と大声を出して驚かして、立ち止まらせて、ひかれるようにしむける。

・道端の大きな穴にさしかかった盲人に、「ほら、危ないぞ、左によれ!」と、わざと冗談めかした口調で注意する。盲人は冗談だと思ってるから、あえて右に行き、転落死。

・コドモに向かって、電流の流れる避雷針に、「小便かけてごらん、とどくかい」といって、感電死させる。

……などなど、他にもあるが、本文で麻野がいってるような、「赤信号でだます」というのは書いてなかった。

おそらく、「赤い部屋」を読んで、「こういう方法もあるなあ」、と自分で思いついた殺人方法を、読んで得た知識とカンちがいしたようだ。

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「ベストセラー本ゲーム化会議:江戸川乱歩編」の脚注です。
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by asano_kazuya | 2005-07-13 11:20 | BGK