いまさらですが、スターウォーズ456

この一週間ほどで、スターウォーズのエピソード4,5,6を立て続けに観た。エピソード4は高校生の時にリアルタイムに観たのだが、それ以来あまり関心がなく、たまたまテレビでエピソード1を観た以外は、まったく観ていなかった。しかしまあ、これだけとてつもない支持をうけている映画なので、ちゃんと観ておこうと思い、観始めたのだ。

感心したのは、毎回ちゃんと「見たことのないものを見せてくれる」ということだった。たとえば、4の冒頭の長く続く宇宙船のシーン、ライトセーバー、ダースベーダーの造形や呼吸音の組み合わせ。5のデススターとその仕組み。6では、作りかけの月(デススター)が空に浮いているし、樹木生活者の村の構造もおもしろい。もちろん、クリーチャーの造形も動きもすばらしい。

思い起こせば、ウルトラマンや仮面ライダーも、今まで見たことのないモンスターが見たくて、毎週みてたような気がする。初めての造形、初めての演出というのは、やはり、エンターテイメントの大きな要素だ。そして、それを誰かがすぐまねる。たとえば、インディ・ジョーンズの、洞窟を巨大な石球が転がってくるシーンなど、たくさんの映画、アニメ、ゲームで真似されてる。

昔、蜷川幸雄の芝居で、バカみたいにでかい月をだしたことがあった。今までそんなでっかい月はみたことないのですごいと思っていると、あっというまにあちこちの映画やマンガで、それを流用しだした。

主人公が力を込めたときに地面に転がっている小石や岩が宙に浮く演出は、ドラゴンボールでよく見たが、元々は宮崎駿が先駆者らしい。エヴァークエストというゲームで、樹木生活者の村の造形があり、初めて見たときに、おもしろいと思ったが、今回エピソード6を見て、これから影響を受けたことがわかった。(おそらく、ほとんどの人はそんなことはわかった上でゲームをしていたのだろうが)。

「見たことがないもの」は、それがすごければすごいほど、後の人は真似をするし、いつしかそれがスタンダードになっていく。そして、また進化をする。そう考えると、ミステリーにおけるコナン・ドイルなど、とてつもない影響力だ。

どの分野でも、そういう、次世代のスタンダードになるパワーを秘めた、「初めて見るものもの」が、後世に残るエンターテイメントになっていくし、また、売れるんだろうと改めて思った。
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by asano_kazuya | 2005-10-03 14:48 |