A Week in Hiroshima

 先週は、用事で一週間広島にいて、昨日の夜、帰ってきました。

 東京でも関西でもなく、広島市内ですらないド田舎です。野犬がいるので歩いて外も出られないような片田舎。そんな田舎の山寺に1週間いました。毎日、ほぼ雨でした。着いたとたんに風邪引きました。帰るまでずっと、ひいてました。そんなシチュエーションの中、読みました。「人間失格」。そして、「世界の中心で、愛を叫ぶ」。

 「人間失格」を深夜布団の中で読んでいたら、母のいない息子(生後7ヶ月)が泣き出し、自分は咳き込み、どこからか入り込んだ蝿が、ブンブンとうるさく暗闇の中を飛び回り、雨脚もどんどんひどくなってきました。蒸すくせに、布団をはぐと寒い。

 風邪引いてるくせに、酒は飲みました。その上、ずっと続けていた禁煙も解いて、スパスパ煙草も吸いました。

 劣悪な環境と、自堕落な自分。「人間失格」を読むには最高の設定ではないでしょうか? これであと10年若ければ、死にたくなったことでしょう。しかしもう、年が年なので、「あーのんびりするなあ」で終わってしまいました。自己嫌悪とか自虐にも若さが必要なのでしょう。

 風邪は、東京に帰ってきたら全快してました。風邪ひくために広島にいったようなもんです。なんだったんだ? あの風邪は。
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by asano_kazuya | 2004-05-17 20:10 | BGK