子供の頃の謎 1 つづき

「つじつまのあわないこと、その1」は「誰でもわかる問題がでる」ということでした。

たとえば、クイズでも、「電池のつなぎ方のうち、直列つなぎともうひとつは何?」とか、「王選手の得意な楽器は?」とか、ある程度知識がないと解けないものだと、懸賞にしても問題ないと思ってました。正解者が少ないから。

ところが、たとえばその月に藤子不二夫の「オバケのQ太郎」の連載がはじまってたとしましょう。みんな知ってるんですよ、そのことは。なのに、「今週から登場したマンガは『オバケの○太郎』です。さて、問題。○の中には何がはいるでしょう」などという問題が懸賞になったりするんです。

『子供だと思ってナメてるのか? いや、そんなことはないだろう。でも、ほぼ100%の正解率だぞ。みんなに賞品をあたえる気なのか? マジ? もうけはどうなってるんだ? 慈善事業もするのか出版社は』

……と、これまた悩んでいたら、こういうのはたいてい、「正解者の中から抽選」ということになってると知りました。なるほど、それなら全員が正解しても、出て行く金ははじめから限られてるので安心です。ビジネスとして成り立ちます。
(しかし、こんな簡単な問題にするくらいなら、最初から単なるくじ引きにすればいいのにというナゾは残りましたが……)

次につじつまがあわないと感じたのは、「切手同封」と書かれてない懸賞があると知ったときでした。これだと、「切手の換金」というワシの最大のポイントが生きて来ません。

しかし、その頃、子供のワシは、なんかもう考えるのが面倒になってきてました。でも、せっかく思いついたアイデアを否定するのもいやだったので、「多分、消印の押してある切手も、出版社と郵便居の間で契約があって、半額くらいで引き取ってもらえるんだろう。送ったハガキの切手をはがして金にするんだ、多分」ということで、自分の中で折り合いをつけることにしました。

それで、もういいや。それでよし、と小学生生活を満喫してたんですが、そのうち、もうどうしようもない場合があることをしりました。
それは、「回答者にもれなく当たる」と、「そもそも切手をはらなくても送れるハガキ」の登場でした。

お手上げでした。こんなの、もうけゼロじゃん!

しょうがないので、おかんに聞いたら、「懸賞品があったほうが、雑誌が売れるから」という、ものすごくまっとうな答えでした。懸賞品の損は、最初からコストとして組み込んであったのです。

聞いてしまえば、たいしたことない話ですが、なんだかつまんない答えでした。
オレは、懸賞クイズ単独でも、出版社にもうけていて欲しかったんです。
ピュアなビジネスでいてほしかったんです。
でも、客寄せパンダに過ぎなかったわけですよ、懸賞は。あーあ。


こうやって、子供の魂はよごれていくのでしょうね。
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by asano_kazuya | 2004-08-13 19:50 | 身辺雑記